職業病
オカンの顔を見に毎日通っている。副作用もなく、順調だ。時間つぶしにいいかなと思って、「ペン字でもお稽古する?」と聞いてみたら、のってきて「いろはにほへと~」からはじめている。
何日かして、お向かいさんがお稽古のノートをみたようで、私に「お願いがあるんだけど。」とおっしゃる。「名前を書いてほしいのですが。」即座に「お稽古しましょう」と言ってしまった。よ~く考えたら、名前を書いてあげるって、お手本とは限らないよね・・・何か書類かなんかにサインをしてほしいのでは・・・と思った。「お稽古しましょ」は職業病だ。
次の日、「職業病であんなこと言って」とお詫びすると、名前の練習もしたいそうだ。それともうひとつ、「心のよりどころにしたい言葉があって。」と「一怒一老 一笑一若」というメモをくれた。桂米朝師匠が、おっしゃっているのをTVでみたそうだ。
半紙にでも、とおっしゃったが、いつも見たいだろうなと思い、100均のフォトスタンドに入る大きさにも書いてみた。いい言葉って、実は書きにくいことが多い。今回も「一」が4個も・・・「一期一会」も好まれる言葉ですが、いやですね~
話をすると、彼女はとっても苦労してがんばってきた方のようだ。芯の強い真っ直ぐな印象を受けたので、おまけに「真」の一文字の小品も書いてみた。気に入ってくださるかな。
今日は、落語好きのおかみさんのお稽古で、その米朝師匠の言葉の話をしたら、暑中見舞いにその言葉を使いたい、とおっしゃる。というわけで、おけいこは「暑中お見舞い申し上げます 一笑一若 米朝師匠もいうてはる」になった。おかみさんの言うとおりにお手本を書いてみた。いろんな生徒さんがおりまして・・・
作品をまめ蔵君にみてもらい、自分で裏打ちをした。写真は裏打ちの図。雑な性格がもろに出てしまい、裏打ち用紙にちっと墨がついてしまった・・・まめ蔵君には許されないことだ。裏打ちを頼むなら「まめ蔵表具店」に。
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